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【金融業】チャットボット活用事例

社員の声をもとにした事例

導入前の課題

2018年、全社的なデジタル化の推進に伴い、AI技術の活用が重要なテーマとして掲げられていた三菱HCキャピタル株式会社。その中で各部署へのヒアリングを通じて業務の棚卸しを行った結果、社内からの問い合わせ対応に多くの時間が割かれているという課題が明らかになりました。

AI活用といっても幅広い選択肢がある中で、当時すでにサービス化が進んでいた「チャットボット」が注目されました。初期構築の工数が少なく、迅速な導入が可能だったことに加え、並行して進めていた「働きやすい職場づくり」プロジェクトとも相性が良かったため、情報システム部と人事部が連携して導入の検討を進められたそうです。

導入のきっかけ

複数のチャットボットサービスを比較検討する中で、HiTTOを含む2製品を実際に導入し、全社員を対象にアンケートを実施されました。その結果、「HiTTO」の使いやすさや画面の見やすさが社員から高く評価され、サポート体制にも安心感があったことから、2019年1月に本格導入となっています。

導入後の効果

人事部では「ちゃぼさん」と名付けたAIチャットボットを導入し、勤怠、出張、証明書、健康診断、社会保険、社宅、給与、貸金、財形など、幅広い人事関連の問い合わせに対応されています。年間を通して発生する定型的な質問を「ちゃぼさん」が担うことで、人事部の業務負荷が大幅に軽減。社員にとっても、時間を問わず問い合わせができる利便性が高く評価されています。

また、「ちゃぼさん」への質問内容を分析することで、社員がどのような情報を求めているのかを可視化できるようになったそうです。基本的な質問が多いことから、情報提供の在り方そのものを見直すきっかけとなり、人事部としての従業員目線の強化にもつながっています。

加えて、質問に対する反応や評価から、回答内容の改善点を見つけ出す取り組みも活発に行われており、PDCAサイクルが人事部内で自然に回るようになりました。「ちゃぼさん」の成長とともに人事部のナレッジも強化され、業務品質の向上が実現されています。

参照元:HiTTO公式(https://hitto.jp/case/lf_mufg/

指導時間が削減された事例

導入前の課題

リコーリース株式会社では、ベンダー経由のリースサービスを含め、多岐にわたる問い合わせがコールセンター(同社ではインフォメーションセンターと呼称)に寄せられていました。お客さんに加え、ベンダーといった異なる立場からの問い合わせが多く、提供しているサービスも複雑かつ多岐にわたるため、対応業務の難易度が非常に高くなっていたそうです。

こうした中、スタッフの入れ替わりが発生し、多様な知識と高い対応スキルを持った人材の育成が求められる状況に。新人スタッフへの教育には多くの工数が必要であり、効率的にトレーニングを進めるためのサポートツールの必要性が高まっていました。

導入のきっかけ

リコーリース株式会社が「RICOH Chatbot Service」を採用した大きな理由は、メンテナンス性の高さでした。頻繁に更新が求められるサービス情報や対応方法を、現場のスタッフが通常業務の中で即時に反映できる点が評価されたそうです。システム部門への都度依頼が不要となることは、業務効率化に直結する重要な要素でした。

また、初期導入コストを抑えたいという要望もあり、複数製品と比較検討を行った結果、機能性とコストの両面で最も要件を満たしたのがRICOH Chatbot Serviceだったそうです。さらに、利用状況の分析やレポート機能など、将来的な活用拡大を見据えたオプションも選定の決め手となりました。

導入後の効果

チャットボットは、新人スタッフのトレーニングにおいて2つの形で活用されています。1つ目は、新人が電話対応中にトレーナーがチャットボットを使って正確な対応方法を即座に案内する方法です。これにより、お客さんを長時間お待たせすることなく、スムーズな対応が可能となりました。

2つ目は、新人自身が電話対応しながらチャットボットを活用して不明点を自ら調べるという方法です。これにより自立的な学習が促され、知識の定着や業務スキルの向上に貢献しています。

導入から半年で、トレーナー1人あたりの指導時間が月3時間削減され、新人の後処理時間も月5時間削減されました。これらの改善効果は他の要因も含まれるものの、チャットボットが新人の成長を支えるツールとして確実に機能していることが実感されています。

参照元:HiTTO公式(https://hitto.jp/case/lf_mufg/

社内コミュニケーションを変える!
用途特化型チャットボット3選

メールや電話、口頭での確認…。ちょっとしたことなのに、対応や案内に時間がかかる。その積み重ねが、気づけば大きな業務ロスにつながっている。そんな「社内コミュニケーションのムダ」をスマートに変える手段として、チャットボットが注目されています。ここでは、用途別に選べる「社内チャットボット3選」をご紹介。単なる便利ツールではなく、日々の社内業務に「変化」をもたらすきっかけとして導入を検討してみませんか?

マニュアルはあるのに
質問が尽きない組織向け

CB3
(NDIソリューションズ)

CB3(NDIソリューションズ)

引用元:NDIソリューションズ
https://solution.ndisol.jp/cb3

特徴
  • すぐ使える学習データテンプレートを約400種類搭載。導入時のデータ作成の手間や負担を軽減
  • RAGオプションで、企業が持つドキュメントやマニュアル、外部データベースなど独自の業務データを有効活用。社員一人ひとりの質問に即した回答を提供可能。
  • Teamsや外部業務システムとも連携でき、段階的な拡張へも対応。使い慣れた環境で問い合わせ対応やデータ検索・更新も可能

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グローバル人材と
共に働く組織向け

COGNIGY
(TDSE)

COGNIGY(TDSE)

引用元:TDSE
https://cognigy.tdse.jp/

特徴
  • 100言語以上に対応する多言語処理エンジン。外国籍社員にも同じ社内サポートを実現できる
  • 言語の自動判別機能があるため、言語選択は不要。社員の負担なしで「自分の言語」で会話を開始
  • 業務処理・CRM・ERPなど外部システムとも柔軟に連携可能。グローバル業務にも対応した拡張性で単なるFAQでは終わらないのが特徴。

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メンタルヘルスケアの
環境を整えたい組織向け

メンタルヘルスさくらさん
(ティファナ・ドットコム)

メンタルヘルスさくらさん(ティファナ・ドットコム)

引用元:サンソウシステムズ
https://www.tifana.ai/products/mental

特徴
  • 匿名によるAI相談が可能。24時間AIによる相談受付を提供し、従業員が本音を話しやすい環境を作ることができる
  • 退職リスクの予測機能。会話や接触頻度から退職リスクを予測し、離職を未然に防止
  • ストレスチェックでは拾えない「心のサイン」の検知。従業員の小さな変化を逃さず、深刻化する前にフォローが可能。

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